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J-REIT投資の真実を語る

2012年03月15日

第28回 決算とJ-REITの動向は関連性があるのか?

2011年度もあと2週間くらいで終わりを迎えようとしている。震災直後からの1年、そしてヨーロッパ(ギリシャ)金融危機の影響など、金融・経済そして政治どれも大揺れの1年だった。
 
前回から引き続き、この2週間も東証REIT指数は上昇を続けた。久しぶりに1,000Pを超える見通しが出てきた。日経平均も10,000円を超えたようで、J-REITも大台突破か?という好気配である。
インカムゲイン(配当)狙いの投資商品でもあるJ-REIT。3月は決算シーズンだろうか?
 
実は、3月決算のJ-REIT投資法人は2割にも満たない。

【決算期がバラけるJ-REIT投資法人】
 
日本企業の多くは年度にあわせた3月決算の企業が多い。3月末決算→6月末ごろ一斉に株主総会を行い、決算報告する。正確な割合は知りえないが、かなりの割合の企業がこの時期に決算を行う。
 
一方で、J-REITの場合、決算期が年に2回ある。(但し、例外的に年1回の銘柄も1銘柄存在する。)半年を1期として決算、配当を行う。もちろんこれは、配当回数を増やすことにより、投資家への還元回数を増やすためだ。
しかしその決算期はバラバラだ。みごとにバラけている。

(決算期)
1月―7月  4銘柄

2月―8月  5銘柄

3月―9月  6銘柄

4月―10月  6銘柄

5月―11月  5銘柄

6月―12月  7銘柄

8月(年1回)1銘柄
 
となっている。
 
こうしてみると、ここ1ヶ月くらいのJ-REIT投資口の値上がりは、配当権利狙いによるものだけではないということが分かる。

【過去7年間の2月~3月の東証REIT指数】

年度末のこの時期、J-REIT銘柄の動きはどうなのか?7年間を振り返ってみよう。
各年、2月中旬(基本日14日:営業日の関係で多少変更)~3月中旬(基本日14日:同)を調べてみた。

結果は、大まかに、下落3年、ほぼ横ばい2年(震災の2011年含む)、上昇2年となった。

下落の3年(2007年~2009年)は、(いわゆる)リーマンショック後のJ-REITの大幅下落期間で年間を通じて大きく下げた。
上昇の2年は、2010年と2012年。ともに、J-REITが低調続きの期間から、上昇の兆しが出始めたころと言えるだろう。

特に、今年のこの期間は久しぶりの大幅上昇で、今年のこれからかなり期待が持てるのではないかと個人的には思う。

<上記コラム内で取り上げた内容については、船井総合研究所の見解ではなく個人の見解であり、お取引を推奨し、勧誘するものではありません。銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断と責任でなさってください。>

コラム執筆:

吉崎 誠二

船井総合研究所 上席コンサルタント。リアルエステートチーム(http://www.f-reb.net/)責任者。1971年生まれ。立教大学 博士前期課程修了。不動産・住宅関連業界が専門領域。業界分析・市場分析をはじめ、電鉄会社・総合不動産企業・ハウスメーカー・マンションデベロッパー・住宅設備メーカーなどへのコンサルテーションを展開。ダイアモンドオンラインなど雑誌等の連載多数。著書:『消費マンションを買う人、資産マンションを買える人 』 他6冊。

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