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お金の相談室

2016年07月15日

第401回 定年前に考えたい、シニア向け投資法とは?

<質問>

間もなく定年を迎えます。リタイア前のシニア向け投資方法があれば教えてください。

<回答>

シニア向けの投資方法、というのはなかなか難しいですが、1つ言えることは現役世代と違い、給与所得がなくなり、資産を形成する世代から資産を取り崩しながら生活していく世代に移行するというところがポイントになると思います。

まず、投資をすべきかどうかという観点では、投資はすべきだと考えます。投資をしないということは、預金のみということとほぼ同義ですが、預金金利はほぼゼロで、今後も上昇期待は持てません。一方で、政府・日銀は預金利率を遥かに上回るインフレ目標を掲げ、インフレも、その達成のための金融緩和策も、自国通貨安要因となります。これらによって円資産の価値が目減りすることを防ぐためには、つまりお金の価値を目減りさせないようにするためには、預金以外の方法、つまり投資をするしかありません。

年金減額や増税、社会保険料負担の増加などによる可処分所得の減少に備え、今お持ちの金融資産を実質的に減らさない、というだけでなく実質的に増やしていくためには、インフレなどによる円資産の価値下落以上のペースでお金を増やしていく必要があります。

2千万円の金融資産は毎月10万円ずつ取り崩していけば17年と経たずになくなってしまいますが、増やしながら取り崩していくことができれば、もっと長持ちさせることができます。

そこで、ではいざ投資、という時に気をつけていただきたいのは、現役世代との違いです。現役世代では金融資産の多くを投資にまわし、それがたとえしばらく取り崩せない状況になっても、毎月の給与所得などで生活費をまかなっていくことができます。いっぽう、リタイア世代はそういうわけにはいきません。

そこでまずは、いきなり大きな金額を一度に投資したりせず購入時期を分散すること、不慣れで知識も不十分なうちから大きなリスクをとらないこと、自分で判断できる程度になるまで最低限の知識を身につけること、「みんな」が言っていることに惑わされず高い知見を持つ少数の専門家の話に耳を傾けること、こうしたことを意識されるとよいのではないかと思います。

コラム執筆:ジョン太郎

金融業界の様々な分野で経験を積んできた現役金融マン。投資・運用・金融・経済など、お金にまつわるトピックをわかりやすく解説しているブログ「ジョン太郎とヴィヴィ子のお金の話」は人気を博し、各種のサイトで紹介されている。著書に「外資系金融マンがわが子に教えたい「お金」と「投資」の本当の話」、「ど素人がはじめる投資信託の本」、「ど素人が読める決算書の本」がある。

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