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お金の相談室

2016年09月16日

第406回 注目が集まる「金」、投資へのメリット・デメリットは?

<質問>

投資のポートフォリオに「金」を検討しています。
金投資のメリット、デメリット、また、具体的にどれくらいの割合で組み入れるのがよいかアドバイスをお願いします。

<回答>

金には様々な役割と需要があります。

代表的なものとして、①工業用金属としての役割と需要、②宝飾用金属としての役割と需要、③投資対象としての役割と需要、④無国籍通貨としての役割と需要、があります。
今回のケースでは③投資対象としての役割と需要、④無国籍通貨としての役割と需要、ということになりますが、金を投資対象として見た場合メリットとデメリットとして以下のような点が挙げられます。

【メリット】

・無国籍で、特定の国のカントリーリスクとは切り離されている

・無国籍通貨として位置づけられ、特定の国の金融政策や物価、通貨政策等に影響されない

・株式市場や債券市場といった伝統的資産との相関が低い

・逃避先資産として選ばれる特性を持ち、市場混乱時などに強い

・米ドルの鏡としての特性を持ち、米ドルの下落時に価値が上昇する特性を持つ


【デメリット】

・インカムゲインがない

・投資の本源的なリターン、時間の経過とともに積み上がるものがない


デメリットの部分はあまり論じられませんが、投資対象として考えるうえでは非常に重要です。投資というのは本来、時間の経過とともに積みあがる本源的なリターンを、時間をかけて積み上げてリターンを得ようとするものです。時間をかけたらかけただけ積みあがるようなものがないというのは、投資対象として考えるうえで大きなデメリットとなります。とはいえ、メリットのところでご説明したような、他の投資資産にはない独自の特徴も多く備えています。

投資割合は、投資に対する考え方によって変わってくると思いますので何とも言えませんが、私の投資に対する考え方に基づいてお話しするなら、戦争などの大事変でもなければ、持っても5%から10%程度が上限かと思います。その分は本源的なリターンを生まないのですから・・・


コラム執筆:ジョン太郎

金融業界の様々な分野で経験を積んできた現役金融マン。投資・運用・金融・経済など、お金にまつわるトピックをわかりやすく解説しているブログ「ジョン太郎とヴィヴィ子のお金の話」は人気を博し、各種のサイトで紹介されている。著書に「外資系金融マンがわが子に教えたい「お金」と「投資」の本当の話」、「ど素人がはじめる投資信託の本」、「ど素人が読める決算書の本」がある。

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