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廣澤知子のやさしいマネー講座

2016年10月31日

第472回「外貨投資いろは・・・2」

前回に続いて外貨投資について取り上げます。

投資信託というと円建てが主ですから、外貨投資とは別物に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、投資・運用先が外国の株式や債券のものは数多くあり、購入している投資家も多いことでしょう。
外国為替リスクに関して言えば、ヘッジをして、その相場の影響が軽減されているタイプもありますが、そもそも外国の株式なり債券なりに投資をしているわけですから、その相場変動リスク、金利リスク、銘柄の信用リスク、国や地域のソブリンリスクなどの複数のリスクを内在しています。ですので、ここでは外貨ではないものの外国投資という枠組みで同様に考えていきます。
投資信託は大変手軽に売買でき、円建てだとつい気楽になりやすいこともあるかもしれませんが、購入前に、どの国のどんな資産(株式なのか、債券なのか、コモディティなのか等)で運用され、どんなリスクがあるのかをしっかり確認するようにしましょう。

先進国の低金利が続くために新興国の高金利は魅力的に感じると思います。成長への期待値も高いでしょう。ただ、新興国通貨は流通量も少なく、乱高下しやすく、政治的に不安定な場合もあり、それだけにソブリンリスクも高いのです。
気が付くと、外貨建て債券、投資信託などをタイプの近い新興国にばかり投資している、ということがあるかもしれません。タイプの近い国は何かあれば同様の連想をされやすく、値動きが一緒になりやすいのです。
そうした投資はリスク集中を招き、リスクを肥大化させることになります。

もちろん新興国ばかりではなく、今後利上げ期待のある米国の株式、投資信託などへの投資を考えている方も多いことでしょう。来月の迫った大統領選の行く末も大いに関係した値動きをしますが、いずれにしても米国の場合は、情報量は多く、得やすいといえます。通貨も市場において最も流通量が多く、市場参加者も多いため、世界の投資の中心です。外貨投資初心者にとっては、まず組み入れていってほしい投資先と言えますね。

金投資と聞くと安全資産と思われるかもしれません。
でも金市場そのものはドル建てで、実は米ドルの為替リスクもあり、金そのものも金相場の値動きリスクがあります。安全というのは価値がゼロにはなりえない、株式等金融資産の値動きと同調しにくいといった意味からで、分散投資の効果が高いのです。金保有に対しては利息も配当も尽きませんが、資産全体で考えた時に効果的な役割を果たすことは期待できます。資産のうち、保有比率を大き過ぎない範囲を考えて投資しましょう。

外貨、外国の資産への投資は特に難しいと感じる方も多く、調べよう、考えようと言われると、ハードルがますます高くなった気がするかもしれませんが、とにかくまずは始めてみること!それが大切です。始めることで早速分散効果に貢献することにもなりますので。

廣澤 知子

ファイナンシャル・プランナー

CFP(R)、(社)日本証券アナリスト協会検定会員

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