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廣澤知子のやさしいマネー講座

2017年05月22日

第498回「リスク管理」

先週、久しぶりに熱を出して寝込みました。体調管理もリスク管理の一つ。気をつけないといけないですね。

リスクといえば、ネット上のマネー記事で、「おや?」と感じるものと納得と思うもの、それぞれ一つずつ印象に残りました。
一つ目は、投資経験のない人がシニア期になってから老後資金を作るのに不動産投資を勧めているもの。
もう一つは、リスクを減らすヘッジはコストがかかることについての話。
もちろん皆様は、どちらに「おや?」と感じたかはすぐお分かりになりますよね。

投資はできるだけ若い時から、長期間投資を行うことで複利効果も期待でき、投資経験と勉強をすることで資産形成にプラスになります・・・と私自身も勧めています。
投資経験というのは当然のことながら失敗も含みます。相場相手の投資であれば、100%勝ち続けるなど無理で、どんなプロでも負けはあります。時間があればそうした負けを取り戻すことも、経験値として次に生かす機会もたくさんあります。それでリスク管理についても学んでいけるものです。

なるべく安全に資産を増やしたい時に、避けるべき高リスク投資の一つが1点集中投資です。上記二つの記事のうち、一つ目の不動産投資はまさにそのリスクを思い切り背負うことにつながります。しかも、手元資金のないシニアが将来の家賃収入(あくまで想定)のためにローン(不動産投資ローン)を組む、つまりは借金を勧めています。株式投資等の金融商品への投資は勧めないという内容でしたので、借金をして不動産投資1本にするということでしょう。
不動産投資でもREITのように複数の不動産に対する投資で、かつ証券化されていて一口単位が小さく、売買が自由というものであれば、リスク分散はされており投資妙味は高いでしょう。ですが、現物不動産を所有することで、火災や地震被害のリスク、店子とのトラブルその他のリスク、なにより不動産市況の激変のリスクを丸抱えするのは、投資経験のないシニアにはあまりに高リスクに思えます。もし自身の住宅ローンも残っている場合、不動産のための借金を二重に抱えることにもなります。マンション経営等で大成功して安定的な副収入を得ている人は沢山いらっしゃいますが、それは良い立地や良い物件、なによりタイミングもよかったという成功例に過ぎません。誰でも、簡単に、というわけにはいきませんので、リスクの大きさには十分に認識が必要です。

二つ目の記事はそうした投資のリスクを認識し、リスクを減らすヘッジが大切なことを書いています。ただし、ヘッジにはコストがかかるもの。リスクもなく、ヘッジの必要もなく、でも高リターンなどという美味しい商品は存在しないので、そうした誘いがあれば詐欺のカモにされる可能性大と理解しましょう、とのこと。まさにその通りです!
様々な面でリスク管理に注意しましょう。

廣澤 知子
ファイナンシャル・プランナー
CFP(R)、(社)日本証券アナリスト協会検定会員

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