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廣澤知子のやさしいマネー講座

2017年09月25日

第514回「どんどん進む「先が読めない」化」

先週、関西に住む旧友と久々に再会しました。どなたも経験があると思いますが、学生時代の友人とは長期間会わなくても、すぐに昔に戻れるものです。懐かしい思い出話から、現在のこと、次から次へと話は尽きないものでした。名前だけ憶えているような友人の消息を聞くのも興味深いものです。途中経過を知らないので、学生時代と現在の対比になりますから、思いもかけない人生の歩み方をしていることを知ることもあります。

人もモノも、生き方もますます流動性が高まってきている現在、「先が読めない」化、ライフスタイルの多様化は当然のことで、長期のライフプランニングは難しくなっていると言えます。

プランなど作っても意味はないのでは・・・と思われる方も多いかもしれません。どんな仕事をする(変わる)のか、どんな家族構成になるのか、現状以外は想像に過ぎません。人生は必ず終わりますが、それがいつなのかはもちろん分かりません。分からないことだらけです。

プランニングをすることはプラン通りに生きることを目標にするためではなく、長期のリスクに対応し、お金に困らない人生を送れるようにするためです。ライススタイルが変化する度に、その時点から先のプランを変更していけばよいのです。

平等で確実なことは、誰でも1年ずつ年を取っていくこと。年数と年齢は表に書き込めます。現時点の家族や仕事、保有している資産、収支も書き込めますよね。お子さんがいる場合は、子どもの学齢期は明確なので、何年先にイベント(受験等)があるかは分かります。後は自分自身ではっきりと認識している目標や希望は数年~10年くらい先までは書けるかもしれません。

まずは、そのあたりからのざっくりしたものでも良いのです。分かっている範囲で、どんな時期にどれくらいお金がかかるものなのか、そのお金をどう用意すべきなのか、それを考えることこそがプランニングの大きな意味です。常に10~20年先くらいまでを見据えて継続的にプランニングしていければ、先々お金に困ることは避けられるでしょう。(もちろん、老後をまったく無視していいということではありません!)

以前、「富女子」について書いたことがあります。

第506回「富女子」
>http://lounge.monex.co.jp/column/money/2017/07/24.html

ライフプランニングして必要なお金を用意する、というのとは逆に、ひたすらお金を貯めることを目標にする20~30代の女性たちです。でも「5年後に1,000万円」という目標であれば、それをプランに書き込んでみればよいでしょう。その時自分はいくつで、貯まったらどうする、どう運用する、どう使う、それも書き込めばよいのです。お金を貯めることを目標にしつつ、中短期の目標やイベントが自ずと書き込まれてきます。一度しかない人生を自身でプランし、お金に窮することなく、希望が叶っていけるようになれば幸せですよね。

廣澤 知子
ファイナンシャル・プランナー
CFP(R)、(社)日本証券アナリスト協会検定会員

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