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廣澤知子のやさしいマネー講座

2017年11月20日

第521回「スパンを意識する」

先週、大きく株価を下げた日にもかかわらず、このコラムで「株価は堅調」という出だしに驚いた方もいるかもしれません。基本的にこの原稿は月曜日の場が明ける前、週末中に書いていることもありますが、前回はタイトルのように「バブル期」との比較で、超長期の相場を念頭においた話でした。数百円の値動きというのは1日で見れば、当然のことながらかなりの大きな動きですが、長期の相場変動の中においては調整の一部に過ぎないということです。

のっけから言い訳のように始めました(笑)が、今回はスパンにかかわる話です。
これまでも投資スパンの違いによる各自の投資スタイルは最初に決めましょう、と書いてきました。たとえお金を増やすという同じ目標である投資も、5分足、1分足のチャートを睨みながら、日々売買を繰り返すスタイルの投資家と、1年に1度リバランスをするスタイルの投資家では、目標金額への達成期間も、リスクの取り方も、それに伴い注意すべき情報の種類も、指標の類も異なってきます。もちろんどちらのタイプの投資家も日々の相場の値動きやニュースはきちんと知る必要はあるのですが、それによりとるアクションが異なります。

1日で数百円も株価が動けば、短期投資家であれば大きな利益確定か損失、もしくは損切りという場面です。長期投資家が1年に1度自身のポートフォリオを見直すのであれば、ある1日に大きく下がっても、同じく大きく値上がりする日もあるわけで、いちいち動揺する必要はありません。その時々の情報に振り回されないように自身の投資ルールをきちんと決めておくことが大切ですね。

上述にある「目標金額への達成期間」というのも投資スタイルを決める上で重要です。ライフプランニングにつながるところでもありますが、どの程度の資金を元手にいつまでにどれだけの金額に増やしたいのか、そのためにどれだけリスクを取れるのか、取るべきなのか、という点が変わっていきます。
とにかく安全で元本割れはイヤ(なので株式投資もFX投資もしません!)、低リスク運用が第一、短期投資もできないけれど、5年で100万円を200万円にしたい・・・などというのはそもそも世界の金利状況を知り、投資を勉強すれば不可能だとわかりますよね。期間が短く、目標金額が高くなればリスクを取らざるをえませんが、その分下振れの可能性も高まり、目標どころか元本割れになることも。

投資の世界を理解・勉強し、自分自身のタイプ(リスク許容度等)を知り、その上で目標、期間、運用手段等を決め、ルールを定めてから投資を始めるという手順を踏むことが、後々に動揺したり、振り回されたり、大損したり・・・を回避するために大切です。

廣澤 知子
ファイナンシャル・プランナー

CFP(R)、(社)日本証券アナリスト協会検定会員

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