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10年後に笑う!マネープラン入門

2007年09月12日

親のこと(1)

 間もなく「敬老の日」。
 50代がマネープランを考えるときに、はずせないのが親のことだ。50代にとっ
ての親は70〜80代だから「老親」と呼んでもいいだろう。

 FP相談で「将来は親との同居を考えている」という人は少なくないし、今
週も「親の介護費用はどう考えたらいいですか」という雑誌の取材を受けた。
誰もが気にしているが、どう考えるべきかよくわからないのが、親との関わりにお
けるお金のことらしい。考えてみよう。

■ 同居を望んでいるのは誰?

「今はマンションに住んでいるが、いずれ故郷の親を呼んで同居できるように、
広めの一戸建てに越したい。そこには親用の和室も備えたい」という主旨の相
談を何度か受けたことがある。
 ここで、確認していただきたいことが3つある。

1.配偶者はそれを望んでいるか。少なくとも了承しているか。
2.親はそれを望んでいるか。
3.同居以外に親を手助けする方法はないか。

 よくあるのが「いや、最近は話してませんが妻もそのつもりのはずです」
「いや、親に確認したことはありません・・」「同居以外の方法ですか?考え
たことはありませんねえ」という答え。本人(男性)が「長男だから、1人息
子だから、親と同居するのが当然」と、同居計画を進めようとしているわけだ。

 夫の親と同居や介護を経験している(したことのある)女性たちの話を聞く
と、「望んで」「喜んで」そうした人たちは少ない。多くの女性が、同居や介
護の苦労を夫が全く理解してくれていないと感じている。それが夫婦関係に暗
雲をもたらしていると考えられるケースも少なくない。夫は気づいていない可
能性も大きいのだが。
勇気ある男性には、同居や介護をしている女性の友人、友人の奥さんに
話を聞いてみることをお勧めしたい。

 では、親の場合はどうだろう。地元に住んでいる子ども家族となら「いずれ、
不自由になったら面倒をみてほしい」と望む人は少なくないが、「自分のこと
が自分でできる間は世話になりたくない」と考える人が多いようだ。健全な考
えだろう。

 離れた土地、特に都会に住んでいる子ども家族となると、たとえ将来不自由
になっても同居したいと考える親は少ないようだ。年をとってから住み慣れた
土地、付き合いの長い友人知人親戚を離れたくないという気持ちは理解できる。

■ 夫たちよ、妻の話、親の言い分を聞こう

 だから、親と同居の可能性を考え、プランを立てようと思うなら、まずは配
偶者の、そして両親の希望の本音を聞いてみるところから始めよう。親のため
に、家族のために「よかれ」と思うことが、かえって問題の種となってはつま
らない。

 それから考えてみたいのが、同居以外の方法。
 親が希望するなら「介護付マンション」への入居も一方だろう。同居ではな
く近居というのもある。スープの冷めない距離のマンションや、同じマンショ
ンの違うフロアに越してきてもらうのだ。同居につきものの様々な問題を避け
つつ、十分なコミュニケーションがとれることで、同居よりもずっといい関係
を保ち続けられる可能性がある。

 将来同居するかしないかわからない親のために、和室を一室作る、持つとい
うのは、不動産の価格の高い都会ではかなり大きな負担となる。関係者全員が
それを強く望むという以外は、同居は最後の手段として残しておき、それ以外
の合理的な方法を考えることをお勧めしたい。必ずしも「同居=最善の策」で
はないのが現実だと思う。

 次回は親の介護のお金について考えよう。

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