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10年後に笑う!マネープラン入門

2008年02月27日

お金の基本(4)~殖やす前に「管理」が大切(2)~

■ 不測の出費に備える

 前回は「投資で殖やす」を考える前に、お金の出入りつまりフローを管理す
ることが大切だとお話した。収入金額を把握し、必ず一定割合を貯蓄する。1
〜2年以内に使うお金は将来のための「貯蓄」とは区別し、別口座に「取り分
け」て管理する。

 貯蓄は手取り収入の10〜20%が目安で、平均15%できれば合格。取り分けは、
人によって違うので前年から割り出すのがいいが、やはり10〜20%がめどだ。
ここまでできれば、管理はかなりいい線いっている。

 ただしこの秩序を乱す曲者がいる。不測の出費とクレジットカードだ。

 不測の出費とは、たとえば遠方に住む家族が病気をして頻繁に通わなくては
いけなくなったとか、退職後に転職先が決まらず失業手当が受けられる期間を
過ぎてしまったなどだ(冠婚葬祭費や、帰省費用、車検費用などは1〜2年単
位で予測がつくものなので「取り分け」口座から使う)。 

 不測の出費で「貯蓄」「取り分け」を使わなくていいように、必ず「緊急費」
のための口座を持とう。

 「取り分け」口座を持ち、病気やケガでの入院に医療保険などで備えれば、
緊急費はそれほど大きな額は必要ない。家族がある人なら生活費の3か月分く
らい。新社会人や独身者はまず1か月分を備えて、少しずつ増やしていくとい
い。緊急費は万一のとき以外は手をつけてはいけないお金で、これを持てば多
少のことで自分のライフプランを変更しなくてもすむ。

■ クレジットカード利用は、支出と借金の両面から管理

 ところで、現金の出入りだけを管理していると問題が起きることがある。ク
レジットカードで買い物をしたときだ。毎月同じような同じ額の買い物をして
毎回一括払いなら、カード利用分の出費が1ヶ月後ろにずれるだけなので、さ
ほど困らない。

 ところが、利用目的や利用額が毎月大きく違ったり、分割払いやリボルビン
グ払いを利用すると、お金はなんとか回っているけれど、管理できていない、
借金がどんどん膨らんでしまう、ということにもなりかねない。

 クレジットカードで支払ったときは、まず「支出」をきちんと認識しよう。
生活費なのか「取り分け」か「緊急費」か。取り分けや緊急費から払うべきな
ら、カード代金の引き落とし日に、その分を該当の口座から(引き落とし口座
に)移しておこう。

カードで払うとは、決済するまで借金を負うことでもある。なので利用額をき
ちんと計算しておき、前日には必要額が口座にあることを確認しよう。
 
 カードを複数使うと借金管理がめんどうになる。分割払いやリボルビング払
いを利用するとさらに複雑になる。面倒や複雑は、管理の敵だ。少しでも気を
抜くと混乱して借金がどんどん膨らみかねない。
 分割払い・リボ払いは金利がべらぼうに高いという面からも利用するべきで
はないが、管理の面からも大きな障害になる。

 クレジットカードは1枚だけを一括払いにする。利用額の管理を怠らない。
これだけ守れば、クレジットカードを使っても、フローの管理が混乱すること
はない。

 すでにカードで混乱している人は、現在の残高を払い終わるまでカードの利
用をストップしてみよう。残高がゼロになったら、前述のルールを適用して、
少しずつ使ってみるのがいいだろう。もちろんしばらく使わないのも賢明だ。

中村芳子
ファイナンシャル・プランナー/アルファ アンド アソシエイツ代表
http://www.al-pha.com/fp/

※本コラムは筆者の個人的意見をまとめたものであり、マネックス証券の意見
ではありません。

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