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10年後に笑う!マネープラン入門

2008年03月12日

お金の基本(5)~口座は目的別に4つ持とう~

■口座を使い分けるとマネー管理が楽チン

 あなたは金融機関の口座をいくつ持っているだろうか。適切な数の口座を持
ち、目的に応じて使い分けてシステム化すると、マネー管理はぐっと楽になる。

 管理が楽 ⇒ 時間がかからない ⇒ 自由時間が増える ⇒ やりたい
ことができる ⇒ 生活が豊かになる という公式だ。

 以前から、4つの口座を持つことを提案している。
 1つめは「生活費口座」。給与振込口座をあてると簡単だ。この口座を公共
料金などの自動引き落とし口座に指定し、生活費としての現金もここから引き
出すことにする。ATMでの現金引出で手数料がかからない銀行を選びたい。
 生活費口座には、給料が振り込まれたらすぐに生活費分だけを残して、それ
以外のお金は、目的に応じた口座に振り替えたり積み立てたりすることがポイ
ントだ。それによって、生活費の使いすぎを防げる。生活費の目安は手取り月
収の70〜80%だ。

 現金引出しの望ましいタイミングは人によって違うが、たとえば、毎週金曜
日に、週末分と翌週分を引き出すようにすると管理しやすい。週末の余暇費○
万円+1週間分の生活費○万円が毎週記帳されるからだ。

 2つめは「緊急費口座」。金額の目安は家族持ちなら生活費の3か月分。シ
ングルなら生活費1か月分からスタートして徐々に増やしていこう。生活費と
は区別して、いつでも引き出すことができるのが条件。定期預金を「総合口座」
にすると使いやすい。たとえば 100万円を定期預金にしておくと、その90%の
90万円までは、普通口座のキャッシュカードで(定期預金を担保に)引き出す
(借り入れる)ことができる。普通口座への入金で返済となる。いつでも引き
出せる証券会社のMMFでもいいだろう。

 3つめは「取り分け口座」。毎月はかからないが、1〜3年単位で考えると
必ずかかるお金を「特別費」と呼んでいる。この分は、毎月の生活費とは区別
して給料やボーナスから一定額を取り分けよう。そうすれば、車検、冠婚葬祭、
家電の買い替えにもあわてずに対応できる。銀行の貯蓄預金や証券会社のMR
Fが使いやすい。

■殖やす口座は安定型と投資型を持つ

 4つめが将来のための「殖やす口座」だ。取り分けはすぐに使うお金なので
貯蓄とはいえない。殖やす口座への入金・積立が純粋な貯蓄だ。貯蓄額は手取
収入の10〜20%が目安。収入が少なくてゆとりがない場合でも最低10%は貯め
よう。余裕があれば20%。短期間なら30%貯めるのもいいが、それを続ける
のは「貯めすぎ」で、今を楽しむゆとりを犠牲にすることになる。

 前にも何度か書いたが、在職中に手取収入の平均15%を貯めることができれ
ば、住宅取得、子どもの教育、退職後の備えという人生の3大出費をほぼまか
なうことができる(退職金のある会社員の場合)。

 殖やす口座は、安定型と投資型を組み合わせる。シンプルに50%ずつでもい
いし、20代30代ならより大きなリスクが取れるので投資型の割合を高めてもい
い。年間80万円貯められるなら、毎月1万円を安定型、2万円を投資型、ボー
ナスから14万円を安定型、30万円を投資型にという具合だ。

 安定型は、会社の財形貯蓄、銀行の自動積立定期などがある。自動積立はで
きないが、ボーナスから個人向け国債を買ってもいい。
 投資型でいちばん使いやすく、リスク分散ができるのは投資信託だ。証券会
社でも銀行でも買えるので、自分が使いやすいところに口座を持とう。その際
はもちろん手数料なども考慮する。個別株式にも投資したいという人は、月々
は投資信託の積立、ボーナス資金で個別株式と組み合わせるといいだろう。

 会社員で持株会がある人は、自社の将来性に期待できると判断したら利用し
たい。ただし1社への集中投資は避けたいので、投資型全体の3分の1以下に
抑えたい。他業種や海外株、海外債券の投資信託と組み合わせよう。

 投資に凝り始めると、殖やす口座が2つではなく5つにも6つにも殖えてし
まう傾向がある。そうなると個々の銘柄の値段は追えても、投資型資産をトー
タルで管理するのが難しくなる。(マネックス証券のアカウントアグリ
ゲーションサービスはぜひ復活してほしいところだ)

 年に1度は投資型の商品を見直し、口座も商品も増えすぎないように整理し
よう。口座と目的があっているかもチェック。投資ポートフォリオがシンプル
なら、短時間で合理的な判断ができ、いい結果をもたらすはずだ。

中村芳子
ファイナンシャル・プランナー/アルファ アンド アソシエイツ代表
http://www.al-pha.com/fp/

※本コラムは筆者の個人的意見をまとめたものであり、マネックス証券の意見
ではありません。

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