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10年後に笑う!マネープラン入門

2008年03月26日

お金の基本(6)~究極のゴールは永久年金!~

■お金の不安をなくす効果的な方法

 多くのマネー相談を受けてきて気がついた。お金の不安をなくすもっとも効
果的な手段は「生きている限り続くインカム(定期収入)を確保する」ことだ。

 人がうらやむほどの財産を持っていても、年1000万円を超える収入があって
も、それがずっと続く保障がないと(ふつうはない)、多くの人はお金の不安
を抱き続ける。65歳の退職時に5000万円持っていれば、利息が全然つかなくて
も、90歳まで毎年200万円ずつ使うことができるが、実際にそれができる人は
まずいない。残高が減ることが恐ろしいのだ。特に退職後は!1円も引き出さ
ない人もいるだろう。

 不安なく生活し、お金を使うには「ずっと収入がある」という安心感が欠か
せないようだ。つまり、資産づくりのひとつのゴールは「永久年金」を作るこ
とといえる。それを実現するためには、主に次の方法がある。

1、不動産収入(家賃収入)2、債券の分配金3、株式の配当4、年金保険
(終身型)

 昔から、公的年金額の少ない自営業者が、本業のかたわらアパート経営など
を手がけているのはとても合理的だ。これからは、サラリーマンもこれらの収
入確保策を積極的にとりいれていく必要があるだろう。

■年金目的なら元本が減ってもOK? 

 ふつうの(主に退職までの)資産形成と、永久年金目的の資産運用では、少
し視点が違う。 ふつうは、元本を大きく成長させることが目的だ。しかし年
金目的なら、元本が減っても定期収入(インカム)が確保され続ければ、ほと
んど問題はない。たとえばアパート経営で、空室がなく家賃収入が減らなけれ
ば、不動産の価格が下落しても影響はないのである。

 もちろん、話はそう簡単ではない。不動産価格が下がればいずれは家賃を下
げなくてはいけない。固定金利の債券を持っていても、保有中に市場金利が下
がれば、満期が来て次に買う債券の金利は低くなる。配当目的で持っている株
式も、企業の業績が振るわなければいずれ配当も減るだろう。終身型の年金も
インフレでは実質目減りする。

 ただ確かなのは、退職前と後で運用の目的が大きく変わることだ。そこで提
案したいのは、退職してから運用方針を180度転換するのではなく、現役時代
から少しずつ、インカムのための投資を練習し積み上げていくことだ。前述の
4つは、年金保険はもちろん、1~3も投資信託を使えば少額から投資するこ
とができる。国内でなく海外の商品も買える。

 今回は説明しないが、4つの投資にはそれぞれ固有のリスクがある。それを
まず勉強し、体験し、失敗もすることで、いざ退職してからの運用に役立てる
ことができる。現役時代の(投資からの)インカムは、小遣いとしても使える
が、自分で再投資すればインカム型商品でも、元本を増やすことができる。

■5番目の方法

 お金の不安をなくすために、もうひとつ有効な手段がある。就労によるイン
カムをずっと確保する、つまり生涯現役で働くことだ。今あなたが、好きでも
ない仕事、長時間労働、体や精神にこたえる仕事を耐えているなら、1日も早
く辞めたいと考えているかもしれない。しかし、好きな仕事をマイペースで続
けられるとしたら、考えは変わらないだろうか。仕事をして収入を得るという
のは、実は、ほかでは得られない喜びを与えてくれる。また、「自分は価値を
産み出している。この世に必要な人間なんだ」という高い自己イメージを持つ
ことを可能にしてくれる。60歳70歳以降にそういう経験ができたらとても素敵
だ。

 そのためには、30代40代50代からの心の準備、体の準備、実際的な準備が欠
かせない。4つの方法を実践しつつ、ぜひ5番目も目指そうではありませんか。

中村芳子
ファイナンシャル・プランナー/アルファ アンド アソシエイツ代表
http://www.al-pha.com/fp/

※本コラムは筆者の個人的意見をまとめたものであり、マネックス証券の意見
ではありません。

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