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10年後に笑う!マネープラン入門

2008年04月09日

お金の基本(7)~節約は全体とのバランスが大切~

■また節約ブームのきざしが

 世界的な原油や穀物などの高騰+円安で、国内のいろいろなものが値上がり
している。先日、いつもスーパーで買うチーズの値段が3割くらい上がってい
るのにびっくり、一度手に取ったのに棚に戻してしまった。

 90年代後半に一大ブームになった「節約」は、2000年以降少し下火になった
感があるが、ここにきてまた復活してきた。主婦向けの雑誌では、食費節約の
特集が組まれ、家族4人の1ヶ月の食費が3万円以下というようなやりくりの
実例が紹介されている。

 いったん会社に入ったら定年まで職が保障され、給料も毎年確実に上がると
いう状況でなくなった今、将来のためや収入減にそなえて、上手に節約して貯
蓄するのは大切なことだ。

 ずっと「家計診断」をしてきて気づいたのは、「食費」など一部の費目に注
力して節約に努めても、大きな無駄づかいを気づかず放置している人が多いこ
とだ。

■見直したいベスト3は、通信、保険、ローン

 先日相談を受けた家計では、食費の節約をとても頑張っているのに、通信費
(主に携帯電話代)が膨らんでいて、支出額がほぼ同じだった。食の安全性を
考えると食材の安さを追求するのにも限度がある。むしろ、通信費を削る工夫
をする方が、家計全体としては効果的だ。

 1人暮らしの20代30代にも、携帯電話関連の費用を捻出するためかなり食費
を削っている人がいるが、健康を害する危険が高い。食費節約で病気になった
り、それが原因で職を失うことになっては大変だ。

 貯蓄がほとんどできてないのに、保険料を月数万円払っている家庭もある。
「保険で貯めている」つもりの人もいるが、保険は「保障」が付いている分、
払う保険料の総額より、受け取る金額(満期保険金や解約返戻金)がずっと少
ないケースが多い。一度計算してみよう。「払う保険料>受け取る保険金」な
ら作戦を変えよう。

 保険料の負担が大きいと感じているなら、保険の見直し、掛け捨て型保険の
上手な利用を検討してみよう。保険料を大幅にカットできることが多い。生命
保険料が手取収入の5%を超えているなら、無駄な保険に入っている可能性が
高い。ぜひ一度見直したい。

 消費者ローン、クレジットカードの分割・リボ払いは利用するべきではない
し、残高があるなら1日も早く返し終えるべし、というのは何回もお話しして
いる。ほかでどんなに節約しても、ローンの高い利息を払い続けるなら焼け石
に水。節約の努力はむなしい。

 車のローンも要注意だ。毎月数万円のローンを返済しつつ貯蓄するのは基本
的に無理。車は維持費(税金、保険料、車検費用など)だけでも年間数十万円
かかるので、現金で買うのが原則だ。入社してすぐ通勤に必要、というなら1
台目はローンでも仕方ないが(それでも中古の安いものを選ぶべし)、2台目
以降は必ず現金で買うことを心がけよう。

■貯蓄不足や物価上昇、すぐに家計の見直しを

 どんな人、家計が節約が必要だろうか。十分な貯蓄ができてない場合だ。健
全な貯蓄額の目安は手取り収入の10~20%。苦しいときもなんとか10%は確保
したい。それができてないなら、どこかに無駄や無理が潜んでいるはず。それ
を見つけて早めに対処しよう。

 ただし、今のように「物価上昇」、社会保険料や税負担のアップで「手取収
入減」の時代は、誰でも無駄な出費を削る必要がある。生活の質を落とさずに
節約するテクニックを見つけたい。

中村芳子
ファイナンシャル・プランナー/アルファ アンド アソシエイツ代表
http://www.al-pha.com/fp/

※本コラムは筆者の個人的意見をまとめたものであり、マネックス証券の意見
ではありません。

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