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マネックス 松本大のつぶやき

2017年04月26日

玉子焼きに思う

お鮨やさんの玉子焼き。美味しいですね。通常芝海老が打ち込んであって、甘過
ぎずほのかな香りもあって、美味です。季節によっては桜海老を使うこともあり
ますが、香りが若干強め、そして色が変化しやすい難点があります。帆立などを
擦り込む店もありますし、山芋などを混ぜる店もあります。たかが玉子焼きひと
つにも色々な技が使われています。

ニューヨークのお鮨やさんで食べた玉子焼きには、海老も何も入っていませんで
した。甲殻類のアレルギーの人がいるからだそうです。ニューヨークでは、ビー
ガンと云う完全ベジタリアンに対応するために、ハチミツを使う使わないも食べ
物屋さんは意識するようです。もちろんベジタリアンの人はお鮨やさんに来ない
と思うのですが、私は一度、日本を良く知っているフランス人夫妻と出掛けた時
に、予めどんなお店にしようかと相談した上でお鮨やさんに行ったのですが、席
について「お嫌いなものは?」と聞かれたら、奥さまが平然と「生の魚」と答え
た時があり、冷や汗が出たことがあります。

ニューヨークの玉子焼きに話を戻すと、ニューヨークではこのように色々とお店
で出す食べものに気を使っていますが(と云っても必ずしも美味しい訳ではない
のですが)、日本の食べ物屋さんではここまで意識されていません。何故だろう?
日本人はアレルギーが少ない?日本人の方が食の好き嫌いが少ない?うーむ。先
天的にはそんな差があるとも思えません。

やっぱり日本の方が食が美味しいので、「美味しければ何でもいい主義」が増え
るのでしょうか?でもアレルギーのことは説明出来ません。日本人の方が、「こ
れは食べられないのでいらないです」と諦めやすいのでしょうか。恐らくこれら
が混ざっているのでしょうね。日本ではお鮨やさんの方がお客さんよりも主張が
強いと云うことなのかも知れません。

最近京都のワインバーで、「この値段は高いから払わない」と主張している白人
の紳士がいました。外国人観光客が増える中で、「郷に入っては郷に従え」的な
感覚が下がって来ているのかも知れません。この「お店とお客さんの主張」の関
係は、これからインバウンドが増えてくる中で、案外厄介なことになって来るか
も知れませんね。

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