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マネックス 松本大のつぶやき

2017年05月12日

ボラティリティ

いわゆるボラティリティ、マーケットの中における価格の変動が下がっています。
これには様々な背景があり得ます。1.世の中がそもそもあまり動かなくなって
いる、2.規制の関係でマーケットが動きづらくなっている、3.お金が溢れて
マーケットに集中するので現象としての価格は動かなくなっている。

先ず理由の1ですが、これは何となく違和感があります。トランプ、北朝鮮、等々。
むしろ昔よりも今の方が世の中の動きは激しい気がします。では理由の2、規制
が原因か?それはあるでしょう。しかしマーケットがルールの拙さによってボラ
ティリティを上げることの方が、それを下げることよりも多そうに思えます。恐
らく理由の3が、一番大きい理由でしょう。

本当に大きなお金があれば、マーケットを止めることが、短期的には少し可能で
す。その間にオプションを売ってプレミアムを稼ぐとか、そんな行動も、一部で
は行われているかも知れません。そうすると何が起きるか?いずれブロウアップ、
即ち暴れ出すことになるでしょう。リーマンショックの時に起きたことも、或る
意味似ています。金利やスプレッドが下がる・狭まる中で単位投資金額当たりの
リターンが下がるのでレバレッジを効かす。追加リターンを得るためにボラティ
リティ(オプション)を売る。そう云ったポジションがパンパンに膨れて積み上
がった後に、あの崩落が起きた訳です。

最近のマーケットで観測されるボラティリティの低下は、それに似た背景を感じ
ます。ま、しかし今回は、とにかくお金・流動性が大きい、と云うことを端緒と
しているので、バブル崩壊的になることは、自己矛盾的で中々起きないとは思い
ます。バブルが崩壊したら流動性を供給する訳で、流動性が過多で起きている現
象が、バブル崩壊のきっかけにはなりにくいと思うからです。そう考えると、ア
メリカの今後の金融政策は、本当に注目ですね。冷静に観察する必要がありそう
です。良い週末をお過ごし下さい。

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