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臼田琢美のマーケット万華鏡

2017年04月28日

第6回 米ドル/円日足チャートの「窓」と「当たる当たらない」で考えないチャートの価値【マーケット万華鏡】

4月24日に放送したニコ生「る~さ~!'s BAR」で、ドル/円日足チャートで窓が空いたというお話をしました。チャートというものはそれだけを持ってして未来を予言できるものではありませんが、状況を客観的に表してくれるとても便利なツールです。ここでの「窓」はマーケットが大きく変化したことを表しています。だからといって必ずその後に新たなトレンドが出現するとは限りませんが、その可能性を秘めた兆候としてとても分かりやすい印です。


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そして、同じドル/円日足チャートで窓を開けたのは2016年11月7日以来のこと。かなり久しぶりです。前回と同様に金曜から月曜で生じた窓。地政学リスク等の懸念が払拭されたわけではありませんが、ドル/円が続伸する可能性が充分感じられます。マーケットは、例えば地政学リスクといった事象のみで考えると見誤りやすいもので、それと共に事象に変化は無くともマーケットの反応や変化と言った移りゆく状況にも目を配るべきです。


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よく「チャートは信じない」という話を聞きますが、それはちょっと考え違いというか、もったいないと思います。別に、信じる信じないというものでは無く、「客観的にコンパクトに多くの情報をビジュアルで分かりやすく表現してくれる優れもの」というだけの話です。
例えば以下のチャートは日経平均の日足チャートで、ボリンジャーバンドと価格帯別出来高を表示しています。直近の19,200円処はここ最近でもっとも売買の多かったゾーンで、ここから上は利食い売りも出やすく上昇するにはそれなりのインパクトや材料が必要だろうな、と推察できます。ボリンジャーバンドは1~3月のもみ合いから4月は相場が大きく動き、値動きが激しくなっていると言うことと、この半年間で数回しか上回ることが無かった+2σに近づいていて、そこそこの水準まで買われてきたなということが分かります。
これらのことから、上下に動く材料に欠けると、ここらでちょっと一服となってもおかしくないなと考えることが出来ます。このチャートから簡単にこういった状況の整理が出来るわけですが、だからといって未来を予言できるわけではありません。


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でも逆に、こうしてチャートを見ずにどうやって状況を整理できるでしょうか?
マーケットをしっかり毎日見て色々な物を記憶して数字やデータとにらめっこ。かなり骨が折れる作業です。チャートを見れば一目瞭然なのに。
「当たる当たらない」という発想から離れてチャートを見ることが出来るようになれば、きっとチャートはとても有益なツールとして貢献してくれると思います。

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万華鏡はいくつものスコープスタイルとミラーシステムの組み合わせで、様々な美しい模様を作り出しているそうです。投資やマーケットにおいても様々なスタイルやシステムで異なったアプローチが可能ですし見える風景も違ってきます。色んな人が資産運用を行う上で固定観念にとらわれずマーケットや情報サービスやツールや手法等を活用するヒントをお伝えしたいという思いで「マーケット万華鏡」と名付けました。投資の考え方からマーケット動向のお話やツールの使い方まで、その時々で万華鏡のようなカラフルなテーマをお届けできればと思います。


万華鏡の種類
http://www.brewster.co.jp/type/

コラム執筆:臼田琢美 マネックス証券株式会社 執行役員営業部長

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