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臼田琢美のマーケット万華鏡

2017年06月16日

第11回 マクロや話題のテーマからニッチなネタまで豊富な○○レポートの活用/マーケット動向【マーケット万華鏡】

前回は、とても興味深くて参考になる「決算説明資料」についてご紹介しました。その企業の投資についての、ヒントになる重要なミクロの資料ですが、今回はもっと大きな視点や、テーマや動向を考える上で役立つマクロの資料についてご紹介します。これは意外と見ていない人も多いと思いますが、実は結構面白いのでたまにでもいいのでぜひ見てください。

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これは、 投資信託に関する様々なレポートの一覧です。
投資信託は、国内外の株式や債券など様々な金融商品を対象に、為替や多くの相場や事象が関連します。それゆえレポート類も多種多様。普段のニュースを見ていても、まず知ることの無いような細かい事柄まで発見できる場合もあります。
例えば、以下は 「日本株厳選ファンド  欧州景気とトルコ経済/大和住銀投信」のレポートで、日本株のファンドですが、通貨選択型ファンドなので欧州やトルコの経済からトルコリラについての状況が解説されています。

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続いてこちらは 「iTrustバイオ バイオ医薬品企業に対するM&Aの動きに注目/ピクテ」のレポートで、バイオ関連企業の注目点が書かれています。有望な新薬候補(パイプライン)を持つ企業は買収の対象になるし、医薬品の大企業は買収する側になると。さらに、ファイザーやメルクを初めとするヘルスケア業種は、米国のレパトリ減税の対象となり得る海外保有現金が多い業種第2位とのことで、この辺りもM&Aを後押ししそうとのこと。このファンドや米国のヘルスケア企業のみならず、日本のバイオ関連企業にも関係してくる可能性のある話ですから興味深いですね。

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「KAMIYAMA Reports vol.82 欧州出張報告/日興アセット」こちらはどのファンドというわけではなく欧州についてのストラテジストのリポートです。他にも、FOMCや選挙やテロなど特別なトピックについての臨時レポートなどもあります。マーケットで大きく話題になるようなテーマがレポートされる事が多いので、チェックしておいて損は無いと思います。

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このようにファンド関連のレポートには多種多様なものがあります。自分が保有しているファンドに関するものだけでなく、時間のあるときにでもザッピングする感覚で色んなレポートに目を通してみるのも勉強になりますし新たなヒントの発見にもなると思います。

いつもお話ししていることですが、この手のレポートを「当たる当たらない」でしか語れないというのは、自分で自分の成長を阻害する非常にもったいない思考です。これだけ多くのことを学ぶネタが転がっているのに、興味を持たず学べることの少ない市況解説を毎日必死に見ている、というのは逆だと思います。当社だけでも他にも山ほど各種レポート等がありますので、ぜひ血となり肉となるように有効活用してください。

◆マーケット動向

5月半ばからの米ドル/円下落傾向に、やや変化が現れたように見えます。これがトレンドとして続くのか?それともこの近辺でのもみ合いか?分かれ目となりそうな局面で要注目です。ただし、根本的にはトランプ大統領当選で104円程度から118円台までドル高円安が進み、その後少しずつ剥がれ落ちてきている流れであり、米国景気や金利金融政策等の動向に、変化が見られるまでは本格的な変化は出にくいように思います。

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一方、日経平均は横ばいで動き無し。ただし、そもそも高値圏でのもみ合いでシッカリ。引き続き英独等と同レベルのPER水準であり、従来よりは相対的にやや低目。個別物色で全体は注視、としか言えない状況かと。

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万華鏡はいくつものスコープスタイルとミラーシステムの組み合わせで、様々な美しい模様を作り出しているそうです。投資やマーケットにおいても様々なスタイルやシステムで異なったアプローチが可能ですし見える風景も違ってきます。色んな人が資産運用を行う上で固定観念にとらわれずマーケットや情報サービスやツールや手法等を活用するヒントをお伝えしたいという思いで「マーケット万華鏡」と名付けました。投資の考え方からマーケット動向のお話やツールの使い方まで、その時々で万華鏡のようなカラフルなテーマをお届けできればと思います。

万華鏡の種類

http://www.brewster.co.jp/type/

コラム執筆:臼田琢美 マネックス証券株式会社 執行役員営業部長

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