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臼田琢美のマーケット万華鏡

2017年08月18日

第18回「堅調だったNYダウに変化あり。日経平均と米ドル円の動向。一番お伝えしたいこと。」

◆マーケット動向


5月中旬以降ずっと堅調に推移していたNYダウが日足チャートで明らかに様相が異なる下落となりました。先週の下落ですでに兆候は出ていましたが、一旦ある程度戻り「持ち直すか?」という気配もあったものの、安値を切り下げる形での大幅下落でこの上昇トレンドの終焉を感じさせることとなりました。


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日本株は米国株と比べてPERで見ても相対的に買われていませんし、その差はここのところ拡大傾向にありました。チャートで見てもNYダウのように上昇トレンドでは無いにも関わらず、先週同タイミングでもみ合いから下落方向に動き、今回も同じように下値を切り下げてしまいました。案の定、弱い動きが継続しています。


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これら株の動きに先んじていたのが米ドル円の動きです。約1ヶ月前の7/14のマーケット万華鏡で「米ドル円に変化の兆し」とお話した通りドルの下落が続きました。これも前半110円を割る辺りまでは株式市場への影響は軽微でしたが、その後、様々なリスク要因と共に株式も下落し始めました。米ドル円については先週の安値を下回っておらず反転となる兆しはまだ残されているので111円台への動きが出るようなら新たなドル上昇トレンドへの転換が意識されます。逆に109円を割ってくるような続落の可能性も大いに残しているだけに目先要注目です。


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このようなマーケットが変化する可能性のある重要な局面で、それぞれの資産運用状況に応じた然るべき対処を行えるかどうか?が資産運用のキモです。こういうときに「下がりそうだな。売っといた方が良いかな」と思いながら何もせず「あぁやっぱり下がってしまった。評価損拡大」というのが失敗する典型的なパターンです。

この先、本当に下がるのか?どれだけ下がるのか?逆に反転して上がるのか?そんなの誰にも分かりません。分かるわけがありません。ただ、充分に警戒すべき状況であることは誰でも分かるはずです。そんなときに判断し行動できるか?ただそれだけの違いです。小難しい分析や色々なことを詳しく知っているとか、そんなのはオマケでしかありません。誰が見ても分かることで充分判断材料になります。ここで地政学リスクが~テロが~金利が~とか言うのは単にメディアや専門家の飯の種に過ぎません。ご自身の資産運用において下落した場合への対処が必要なのかどうか?そろそろ天井かもと思う充分利益の出ている銘柄を利食った方が良いのか、弱い動きでここから下がるともっと下がったり回復までは時間かかりそうな銘柄を手放した方が良いのか、目先多少下がっても基本的にはまだまだ成長が期待できるので保有しておきたい、なんなら押し目買いもと考えるのか、色々個々の投資で判断が異なると思います。そういう然るべきジャッジをし然るべき対処をする。本来これは日々行っているはずのことですが、マーケットが変化する可能性がある局面ではシッカリと行わなければいけないと思います。

株式投資などの資産運用の良いところは、状況に応じて臨機応変に行動でき、それが間違っていたら素早く是正する行動も行えることです。つまり、危ないと思って売ったけど、どうやら大丈夫そうと思えば買い直すことが出来る。これがビジネスや就職や人間関係じゃそう易々とは出来ません。実は大胆に行動できるんですよ資産運用においては。それによって大きな失敗を避ける/減らす。

先ほどマーケットの動きは分かるわけ無いと書きましたが、本音では冷静に客観的に見ていれば必要な範囲で充分分かると思います。このコラムやニコ生を見ていただいていればある程度ご理解いただけると思います。でも大切なのはそれよりも「行動するかどうか」だということが一番お伝えしたいことです。

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万華鏡はいくつものスコープスタイルとミラーシステムの組み合わせで、様々な美しい模様を作り出しているそうです。投資やマーケットにおいても様々なスタイルやシステムで異なったアプローチが可能ですし見える風景も違ってきます。色んな人が資産運用を行う上で固定観念にとらわれずマーケットや情報サービスやツールや手法等を活用するヒントをお伝えしたいという思いで「マーケット万華鏡」と名付けました。投資の考え方からマーケット動向のお話やツールの使い方まで、その時々で万華鏡のようなカラフルなテーマをお届けできればと思います。

万華鏡の種類

http://www.brewster.co.jp/type/

コラム執筆:臼田琢美 マネックス証券株式会社 執行役員営業部長

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