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臼田琢美のマーケット万華鏡

2017年09月01日

第20回 日本代表サッカーW杯出場決定に学ぶ投資のヒント2つ/マーケット動向【マーケット万華鏡】

日本代表サッカーW杯出場決定!完勝でしたね。実はハリルホジッチ監督は、当社の近くによく来ているようで数回見かけたことがあります。とてもカッコイイ紳士で好感を持っていました。ここまでグループリーグ首位でしっかり結果も残している。今回からプレーオフまで含めれば予選突破に3回もチャンスがある状態でした。にもかかわらずメディアは「絶対負けられない」とか「後がない」とか絶体絶命みたいなニュアンスで煽ります。持ち上げるのも貶すのも、冷静で客観的な視点に欠けていると思わずにはいられません。実際にはグループリーグで日本が圧倒的に有利な立場であり、実力的にも最上位。3試合の内1勝(サウジには引き分けでOK)も出来ない場合のみW杯に出場できないわけで、確率はかなり低い。なのにすごいピンチのように喧伝する。

まぁサッカーは興味を惹く上でそういう大げさもありですが、これが投資となるとそういう報道やムードに騙されては判断を誤りかねません。どうしても雰囲気に流されてしまうのが人間ですが、投資においてはできるだけ冷静に落ち着いて考えるべきです。必要以上に恐れたり必要以上に楽観する必要は無いわけで、素早くスムーズな行動に繋げなければなりません。

その為には、客観的なデータを定期的にチェックし、世のムードとの乖離が無いか?見落としてはならない変化は無いか?と常に落ち着いた角度からの視点を持つことが大切だと思います。 毎週初めの「ニコ生」の放送で、「データウォッチメモ」と称してマーケットのファンダメンタルズや、テクニカルをチェックし解説しているのはそういう意味があります。

もう一つ、今回のサッカー日本代表で参考になったのが「状態の良い選手を起用しシッカリ準備すること」です。ベストの状態では無い中心選手よりも、いま現在のコンディションに優れた選手を起用することで、想定したゲームプランや戦術をこなし、しかもその抜擢した選手が活躍してゴールも決める。監督としてはこれほど痛快なことは無いでしょう。メディアもファンも誰を起用しようがなんだかんだ言いますが、チーム事情を一番把握し責任を持って選手を選び送り込むのは監督しかいません。

投資でも銘柄に惚れ込みすぎて、状況が悪くなっても対処せずその銘柄と心中してしまうような失敗がありますが、やはり常に自分が思う資産運用のために、最も良い状態かどうかを吟味し続け改善した方が良いと思います。これは個人のやり方考え方で自由ですが、良い結果を望むのであれば、一般的にはピークアウトした先行き期待できなさそうな銘柄を根拠無く保有し続けるより、「いま持つならこれがベストだな」と思う銘柄を持つ方が良いはずです。

名前、看板、実績。。。必要なのはこれからのパフォーマンスです。サッカーも投資もこれは同じ。投資では、売ったり外したからと行って銘柄が機嫌を損ねることも無いわけでサッカーの監督よりも気兼ねなく出来ますよ(笑)


★マーケット動向
「一度方向が決まると1~2ヶ月程度トレンドが継続するパターンが続いている」とお話ししてきた米ドル/円が、新たなトレンドに入ったかもしれない感じになってきました。まだ直近高値の111円処は抜けてないのでハッキリとしたトレンド転換には見えませんが、下ヒゲで下げた108円前半から110円60銭処まで、結構大きな上げを演じてますので条件は整いつつあるように見えます。米雇用統計等を受けて111円台に乗ってくるならドル買い、再度下落するようなら様子見というのが目先の一般的な見方になるかと思います。20170901_usuda_graph01.png

一方、日経平均日足チャートも窓を開けての上昇で力強そうに見えますが、なんとなく実感には欠ける印象。やはり直近高値や元の水準には至っていないからか微妙です。為替ほどは動き次第での目先の戦略が立てづらい気がします。
20170901_usuda_graph02.png

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万華鏡はいくつものスコープスタイルとミラーシステムの組み合わせで、様々な美しい模様を作り出しているそうです。投資やマーケットにおいても様々なスタイルやシステムで異なったアプローチが可能ですし見える風景も違ってきます。色んな人が資産運用を行う上で固定観念にとらわれずマーケットや情報サービスやツールや手法等を活用するヒントをお伝えしたいという思いで「マーケット万華鏡」と名付けました。投資の考え方からマーケット動向のお話やツールの使い方まで、その時々で万華鏡のようなカラフルなテーマをお届けできればと思います。


万華鏡の種類
http://www.brewster.co.jp/type/

コラム執筆:臼田琢美 マネックス証券株式会社 執行役員営業部長

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