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フィデリティと考えるこれからの投資

2006年01月25日

今井澂さんに聞く、成功する中小型株投資(その2) 

前回に引き続き国際エコノミストである今井澂さんに中小型株の魅力と個人
の資産形成における中小型株の意義について語っていただきます。

外国人投資家が注目する中小型株

 好業績は株価にも反映されます。1年間の株価値上がり率を見ると、上位10社
には必ずと言っていいほど中小型株が多数ランキングされます。これはおもに
外国人投資家の動向によるものと思われます。外国人投資家は中小型企業のビ
ジネスモデルを詳細に分析し、市場シェアの高さや収益力の高さを見極めると、
積極的に「買い」に打って出ます。中小型企業の時価総額は小さいため、大量
の資金でなくとも大量保有につながるケースもたびたびあります。これが株価
に影響を与えるのです。

 外国人投資家が株式の保有率5%を超える銘柄を調べると、こんな共通点が浮
かび上がってきました。ROE(株主資本利益率)が高く、PER(株価収益率)が
低い銘柄---すなわち、実力の割に株価が割安に放置されている銘柄です。日本
の投資家が気づく前に、外国人投資家はいち早く成長銘柄を発掘します。

 彼らが注目する銘柄のなかには、来期以降も業績見通しが良好で、前述の新
興市場から東証二部、東証一部へステージを移し、さらにはMSCI(モルガン・
スタンレー・キャピタル・インターナショナル)、日経平均株価といった株価指
数の採用銘柄に選ばれることも少なくありません。

中小型株こそファンドの活用を

 中小型株企業の高い成長力を裏付けるものは何でしょうか? コーポレート・
ガバナンスへの高い意識だと私は考えます。東証一部上場企業の経営者はサラ
リーマン社長のケースがほとんどです。対する新興市場の経営者は自らがオー
ナーであったり、その一族や社内の持ち株会が大株主であるケースが多く、自
分の会社の株主価値を高めようとする意識、株価への注意はサラリーマン社長
と比べるまでもなく、株式分割や増配なども積極的に行っています。

 総じて、株主と付き合うに値するのが中小型株、といえます。1つだけ不安が
あるとすれば、ビジネスの安定性が脆弱な点です。大型株が巨木とすれば、中
小型株は伸び盛りの若い木です。強風が吹き荒れたならば、倒れてしまうこと
もないとは言い切れません。何かの具合で経営が立ち行かなくなり、外国人投
資家が逃げ出すようなことがあれば、株価にも影響が生じるでしょう。

 こうした中小型株に投資するにあたっては、前述のとおり情報が少ないため、
個人ではなかなか難しいのが現状です。銘柄選択や買い場は、プロのアナリス
トやポートフォリオ・マネージャーに任せるのがベスト。ですから、中小型株
投資において、中小型株ファンドを活用する意義は非常に大きいといえます。

 加えて、中小型株投資は長期投資が鉄則です。出世魚となるような銘柄を選
択し(ファンドであれば、銘柄選択を信じ)、経営者と一緒になって、企業が
大きくなるのを楽しむのです。半年〜1年の短期で利食いするような投資スタン
スでは、将来受け取る可能性の高い大きな投資の果実をみすみす失うことにも
なりかねません。じっくりと腰を据えて中小型株の成長を享受しましょう。

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