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ファンドマネージャーの相場観

2011年09月13日

ファンドマネージャー坪田好人氏に相場を聞く

先週金曜日に再び米国株市場が大きく下げました。要因はやはり欧州の金融不安で、リーマンショックで民間金融機関の不良資産のつけを各国政府が負った結果、もともと財政事情の悪かった国の国債金利の急上昇をもたらし、グローバル投資家がいっせいにリスクリダクションの動きを加速させています。リーマンショックからちょうど3年をむかえようとしている現在、あの時市場の期待を裏切ったのがFRBであったのに対し、今回は欧州の金融当局が期待を裏切るのでは、という不安にもかられます。

当面はこの危機をいかに乗り切れるのかを見極める必要があると考えます。さすがにリーマンショックの記憶がまだ新しい今、同じ過ちが繰り返されるとは考えていませんが、来年にかけて主要国が選挙の季節に入っていくこともあり、予断を許しません。日本株についてはフローベースで海外投資家のウエイトが相変わらず高いことから、短期的に思わぬ影響を受ける可能性もあります。欧米の大手金融機関の株価が反転し、資金の逃げ先となっている米国債やドイツ国債の金利が反転するまでは、警戒する必要があると見ています。

ただ現在の日本株はリーマンショックの時と同様に企業の価値とは全くかけ離れた株価となっていると考えられますので、長期投資家にとっては絶好の投資チャンスでもあると思います。

さて、今月のコメントをもってこのコラムは終了する予定と伺っております。2002年の年初に初めての掲載して頂いて以来9年が経過いたしました。長年にわたってコメントをお読みいただいた皆様にこの場を借りてお礼を申し上げたいと思います。改めて2002年1月の第1回目のコメントを読み返して見ますと、厳しい時代を経てひょっとすると日本は自己変革を成し遂げられるかもしれないと書いていました。

残念ながらそれから9年以上経った今も日本は本質的に変わっていないように思われます。それだけ先人の積み上げた蓄積が大きく、変わらなくても持ちこたえられたということかもしれません。しかし今や大震災もあり、いよいよ追いつめられたという感が強く、今度こそはこの危機感をばねに自己変革を成し遂げることで大底を打ち、底打ち反転することを期待したいと思います。

長い間ありがとうございました。

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