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HSBCの中国情報

2007年05月16日

4月の中国株式市場

 中国株式市場は、企業の好決算に加え景気の力強さを示す経済指標の発表を
受けて堅調に推移し、代表的な株価指数であるH株は4.4%上昇しました。
 2006年通期の決算は、消費、金融、素材、不動産関連企業の増益が貢献し、
純利益の伸びは約22%と市場予想を上回りました。中国の2007年第1四半期のGDP
成長率は11.1%(前年同期比)となり、2006年通期の10.7%(前年比)から上昇しま
した。
 経済関連では、3月のマネーサプライM2の伸び率が17.3%(前年比)となり、2月
の17.8%(同)から若干鈍化しました。2007年第1四半期の都市部における固定資
産投資の伸び率は25.3%(前年同期比)となり、2006年に記録した24.5%(同)を上
回りました。3月の小売売上高は15.3%(前年比)となり、2006年3月の13.5%(同)
を上回りました。3月の輸出は6.9%(前年比)の増加となり、1-2月累計の42.4%(
前年同期比)から伸びが大幅に鈍化した一方、輸入は14.5%の増加(同)となり
ました。2007年第1四半期の貿易黒字は464億米ドルに達し、また、外貨準備高
は3月末時点で1兆2,020億ドルとなり、年初から1,357億ドルの増加となりまし
た。

 市場予想を上回る2006年通期決算および2007年の楽観的な業績見通しは、今
後も株式市場の支援材料になると思われます。4月は二度にわたり預金準備率の
引き上げが実施されましたが、株式市場での投機的な売買を抑制するキャピタ
ルゲイン課税の導入のような直接的な対策と比較すると、緩やかな引締政策で
あると考えられます。最近検討されているQDII(適格国内機関投資家)制度の拡
大によって中国国内の投資資金を海外に向けさせる計画は、中国A株との比較に
おいて割安な価格で取引されている香港市場上場の中国株(H株、レッドチップ)
を継続的に下支えする要因になると思われます。人民元のさらなる上昇期待、
QDII制度の拡大、M&A、企業経営者へのインセンティブ制度導入などは長期的に
株式市場の上昇を促すポジティブな材料です。ただし、中国の膨らみ続ける貿
易黒字が原因で悪化する米国や欧州との貿易摩擦は依然として注視すべき材料
です。

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