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HSBCのBRICs&新興国情報

2011年09月07日

多彩なインドネシアの音楽

インドネシアの音楽と言えば「ガムラン(Gamelan)」を思い浮かべる方が多いと思います。ガムランはインドネシア発祥の音楽ですが、ジャワ島のスンダやソロのスタイルとバリ・ロンボック島のスタイルに大きく二つに分けられます。

前者は、ご詠歌のような穏やかで幽玄なメロディが、始まりも終わりもなく続くのが特徴ですが、後者はジャワのガムランに比べると鐘の音とリズムがより明瞭で、祭囃子のようなリズミカルなものです。ガムランは、大中小の青銅製の銅鑼(どら)を伏せて並べた大型の打楽器を中心に、木琴のような打楽器や竹の笛など器楽奏者と歌い手による合奏音楽です。歴史を調べて見ると、ガムランが青銅製の銅鑼をメインとして使っていることから、紀元前4世紀頃ベトナムで起った金属器文化である「ドンソン文化」が、紀元前3世紀以降インドネシアに伝わったとする説が有力なようです。

自然の精霊を感じさせるアニミズムの雰囲気が濃厚な非常にアジア的な音楽で、これに浸ると不思議な安らぎと癒しを覚えることから、日本でもリラクセーションや瞑想の場面で使われることが良くあるようです。

ガムランはインドネシアを代表する音楽ですが、多民族・島嶼国家であるインドネシアでは多様な民族音楽が各地で発展してきました。踊りと一体になることが多いのですが、特色あるものとして、バリ島の呪文のような男声合唱「ケチャ」やスマトラ島パダンの皿踊り「タリ・ピリン」などが有名です。

このような伝統的民族音楽も面白いのですが、インドネシアで生活して見ると、非常に魅力的で多彩なポピュラー音楽に出会います。既に民謡になった感のあるポピュラー音楽として「クロチョン」がありますが、これはオランダの前にインドネシアに辿り着いたポルトガルの植民者が持ち込んだ音楽が元と言われます。日本でも戦中から戦後にかけて流行した「ブンガワン・ソロ」が代表的なものですが、明るいメロディとゆったりしたリズムが特徴です。

マレーシアの国民的歌謡になっている「ラサ・サヤンゲ(恋しい気持ち)」は、東ジャワのスラバヤで歌われたマルク諸島人の望郷歌とされています。比較的最近では、ダンドゥットと呼ばれるダンス音楽があります。これはアラビア風のメロディにサンバのようなリズムがついたもので、パーティでは皆で踊ります。インドネシア人のお気に入りはダンドゥット版「コーヒールンバ」で、筆者も踊りの輪に加わったことが度々あります。

インドネシアのポピュラー音楽は、アジアのみならず欧米やアラブの影響も受けたマルティナショナルなものです。日本のポピュラー音楽も人気があり、五輪真弓の「心の友」や谷村新司の「昴」は知らない人がいないくらいです。10年ほど前には日本のR&B歌手の上田正樹が人気女性歌手Rezaとデュエットした「Forever Peace」が大ヒットしました。
異国文化に対する受容性が高いのは島国の特徴なのか、インドネシアの音楽と日本の音楽にはどこか共通するものあります。筆者には、時々、バリ島のガムランが日本の祭囃子のように聞こえたり、沖縄民謡がインドネシア民謡のように聞こえることがあります。

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