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オルタナティブのランダム・トーク

2006年04月17日

「知る、好く、楽しむ」

昨日のマネックス資産運用フェアでは2000人以上の方々が出席いただきまし
たが、スペシャルセミナーの演壇の席からは個人投資家の皆様の熱意をビンビ
ン感じとることができました。いや〜熱かったです。どうもありがとうござい
ました。

 数年前と比べると一般投資家の間で投資教育への意欲は素晴らしく発展して
います。日本の間接金融時代の「お任せ主義」から直接金融時代の「自己責任
主義」への意識改革は、今まで地下に眠っていたマグマのようです。

 やはり、このような時代の展開では物事を知ることが、まず大事です。きち
んと物事について知らないと、まさに「自己責任」で自分が想定していなかっ
た費用や損失を負う恐れがあります。

 ただ、知ることより大事なことがあります。それは、物事を好きになること
です。

 投資という行為をそもそも好きでなければ、いくら知識や理屈を得ても、あ
まり意味がありません。何故かというと、それは行動に移らないからです。行
動に移らない知識は、役に立たない燃料と同じです。

 一方、やはり人間は嫌いな物事、無関心な物事と比べて、好きな物事になる
とステップが軽くなります。投資は、何らかの行動を取ることが必要です。単
にお金を銀行に預けることだけではありません。

 ただ、好きであることより大事なことがあります。それは物事が楽しいこと
です。

 単に好きだけであれば、何かの困難や苦痛と対面したときに挫折してしまう
かもしれません。「ああ、必ず儲かると思ったのに、損をしてしまった。やっ
ぱり、投資は難しいから、もう良いや」と投げ出してしまうのであれば、本当
の投資の妙味を味わうことができません。

 一方、人間は物事が楽しいと感じていると、仮に困難に対面しても、それを
困難と思わず、苦痛も苦痛とは思いません。常にわくわくしているから、どの
ような環境に置かれても好奇心は刺激され、その好奇心が行動の持続につなが
ります。本当に楽しければ、その物事に没頭していますから、挫折するという
考えさえ頭を横切ることはないでしょう。

 投資を、このように楽しむことができれば、機関投資家ではまったく歯が立
たないぐらい個人は投資の妙味である長期投資が実施できます。個人はわくわ
くできますが、機関はできません。だって、お仕事だから。

 だから、知ることは大事。でも好くことはもっと大事。更に楽しむことはもっ
と、もっと大事。これは決して現代っ子の軽々しい愚かな現象ではありません。
二千五百年ぐらい昔の思想家であった孔子が残した論語から、実は引用したも
のですから。

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