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マネックスシグナル運用担当者の本音

2017年02月24日

第17回 米国株が続伸 【マネックスシグナル運用担当者の本音】

本コラムは、マネックスシグナルの運用担当者が、隔週でマーケットとマネックスシグナルについて本音で語ります。

2月10日から本日2月24日までのマーケットは、米国株が続伸しました。ダウ平均株価指数は、昨日の2月23日まで10営業日連続で史上最高値を更新中です。上げの起点となったのは、2月9日のトランプ大統領による減税政策に対する言及で、2月8日の終値から2月23日までのダウ平均株価指数の上昇率は、約3.8%に達しています。

前回のコラムで記述しましたが、米国はマクロ経済の経済指標とミクロ経済の企業決算の双方が堅調で、これらが土台となって、その上にトランプ大統領と共和党の経済政策(減税と公共投資)への期待が集まっている状況です。その期待が熱狂的な相場を作り出しているかといえばそうではなく、冷めた懐疑と売り材料の不足がジリ高の相場を作り出している面もあります。個人的には、静かにバブルの序盤に入ったと考えていますが、現在のような米国の転換期には、あまり思い込まずに素直にマーケットについていくのが良い、とも考えています。

今後も当面は、米国のマーケットが世界の主役であり、米国の株と金利が、米ドル/円と日本株を動かしていくことになると思われます。売買のタイミングとなりえるイベントのスケジュールは、2月28日にトランプ大統領の一般教書演説、3月中旬までに予算教書演説、3月15日にFOMCがあり、これらの3つをチェックしておくべきと思われます。
マーケットが織り込んでいるFOMCの利上げの確率は、現在約22%で、利上げなしと予想する参加者が大勢なのですが、方向としては緩やかに上昇中です。最高値を更新する米国株が、3月の早期利上げを促すような展開も、一応頭の隅に入れておくべき局面と思われます。

マネックスシグナル米国株は、ここ2週間の米国株の上昇を利益につなげることができませんでした。決算発表がピークを越えて建玉を落としていく過程でのジリ高相場であったことと、原油関連の銘柄であるオキシデンタル・ペトロリアム(OXY)が損失になってしまったことが原因です。今回の1月から2月の決算発表のシーズンでは、これまで安定して利益を出していた決算発表後のトレンドに追随するロボットのUSEQ_04が不調でした。負けているわけではないのですが、ほぼゼロの損益で、利益を出すことができなかったという結果になっています。米国株全体が割高になっているため、利食いの売りに押される展開が目立ちました。これまでうまく運用できていた面もあるので、1回のシーズンで判断することも危険なのですが、5月から始まる次回の決算発表のシーズンは、より注意深く動きを見ていきたいと考えています。

マネックスシグナルの日本株アウトライト戦略は、日本株全体が堅調な米株と軟調な米ドル/円の綱引きになってレンジ相場であったことを考えると、中程度の利益を確保することができました。昨日2月23日時点での2月の返済シグナル数は22個で、パフォーマンスは、累積損益率21.38%、勝率68.18%、平均損益率0.97%という結果になっています。未決済のシグナルは、8個で、累積損益率は1.53%となっています。勝ってはいるのですが、インデックスの動きに対する効率は悪く、米国と同じく利食いに押される銘柄が目立ちました。思ったより利益が伸びなかったな、というのが率直な感想です。これも1か月という短い期間で判断するのは危険なのですが、今後の動きを注視していきたいと考えています。

筆者が担当しているマネックスシグナルの日本株アウトライト戦略米国株については、リンクの紹介サイトとスペシャルサイトがございますので、ご興味をお持ちの方は、是非ご一読下さい。


コラム執筆:高井 克実

野村證券やBNPパリバ東京支店等でディーラーとして活躍。
現在はトレード・サイエンス株式会社で、マネックスシグナルの開発・運用を担当。

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