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マネックスシグナル運用担当者の本音

2017年04月28日

第20回 強い米国経済と仏韓の大統領選挙 【マネックスシグナル運用担当者の本音】

4月14日から本日4月28日までのマーケットは、堅調な米国経済とフランス及び朝鮮半島の政治リスクの綱引きという構図でした。23日のフランス大統領選挙の第一回目の投票で中道派のマクロン氏が首位となったことで、買いが優勢となり、世界的に株式相場は上昇しています。米国株の代表的なボラティリティ指数である VIX指数は、フランス大統領選挙後に顕著に低下しており、このイベントに対するリスクが大きく意識されていたことがわかりました。

マーケットの買い要因である米国の経済については、企業決算が堅調であり、その結果として、ナスダッス指数は史上最高値を更新しています。失業率は4.5%という低い水準であり、経済指標は引き続き堅調です。減税案については、財源を明示しなかったことから、議会を通過できるかが不明であり、今後の動きで判断する必要がありそうです。米国の予算に関わる政策は、大統領より議会が主役になる傾向に注意しましょう。

マーケットの売り要因である地政学リスクについては、5月7日のフランス大統領選挙の決選投票がマクロン氏の勝利となれば、5月9日に韓国の大統領選挙がある朝鮮半島のリスクが残る状況です。今のところVIX指数は低く、マーケットは大きなリスクを意識していないように見えますが、北朝鮮の外交と軍事の政策に加えて、韓国の組閣や北朝鮮への外交政策にも不透明感があり、朝鮮半島のリスクは日本固有のリスクとして残ると思われます。

マネックスシグナル米国株は、フランス大統領選(第一回目投票)のリスクを回避して、VIX指数の低下を確認してから、決算発表後に強い動きを見せた銘柄に順張りで仕掛けを開始しました。4月は決算発表待ちとフランスリスクの回避行動で、決済したシグナルは1個だけだったのですが、月末に断続的に仕掛けたシグナルを現在9個保有しています。日本のゴールデンウィークが邪魔だな、と毎年思うのですが、これは仕方ありません。連休中はシグナルの最大保有数が制限されます。

マネックスシグナルの日本株アウトライト戦略の4月のパフォーマンスは、想定内の負けという結果になりました。月の中旬までに仕掛けていた逆張りの仕掛けが撤退したところで、決算発表待ちの期間になってしまったので、相場の戻りを取ることが出来ませんでした。このあたりは、うまくいくこともあり、今回のような結果になることもあるのですが、長期的には決算発表前は仕掛けを回避した方が良いという分析が出ているので、ぶれずに継続したいと考えています。正直にいうと、かなりイライラする展開だったのですが、人間の裁量を入れないロボット運用なので、余計なことはせずに、きれいに撤退できました。これは、ロボット運用の見えない利点なのかもしれません。取り返せないほどの致命的な損失を負ったわけではないので、5月以降は、4月の損失をなるべく早い時間で取り戻すことを目先の目標にして、運用を継続していきます。

筆者が担当しているマネックスシグナルの日本株アウトライト戦略米国株については、リンクの紹介サイトとスペシャルサイトがございますので、ご興味をお持ちの方は、是非ご一読下さい。

コラム執筆:高井 克実

野村證券やBNPパリバ東京支店等でディーラーとして活躍。

現在はトレード・サイエンス株式会社で、マネックスシグナルの開発・運用を担当。


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