[ ここから本文です ]

マネックスシグナル運用担当者の本音

2017年09月08日

第28回 米国の長期金利低下 【マネックスシグナル運用担当者の本音】

本コラムは、マネックスシグナルの運用担当者が、隔週でマーケットとマネックスシグナルについて本音で語ります。

8月25日から本日9月8日までの米国と日本の株式マーケットは、北朝鮮の核開発問題で下落する場面もありましたが、全般的には小動きでした。歴史的に低いボラティリティであった7月や8月に比べると値動きが出てきましたが、まだまだ値動きが小さい状態が継続しています。米国の代表的なボラティリティ指数である VIX指数は、10台から12台で推移しました。VIX指数から読み取れるマーケットの状態を、簡単に整理すると、10以下は「めったにない動きの少ない相場」、10~15は「安定」、15~20は「警戒」、20~30は「パニック」、30以上は「崩壊」になります。比較的簡単にマーケットの状態を整理できるので、参考にしていただければ幸いです。

昨日9月7日に開催されたECBの政策理事会では、量的緩和の縮小の議題が10月に先送りにされ、量的緩和の縮小加速のメッセージはありませんでした。今後は、20日の米国FOMCが最大のイベントになりますが、FRBの保有資産縮小は既にマーケットに織り込まれているため、北朝鮮の核ミサイル開発リスクを材料に、売りと買い戻しが繰り返される展開になると思われます。為替では、米ドル/円が下落トレンドになりつつあり、これが日本株の頭を重くしています。米ドル/円の為替の下落の背景には、米国の長期金利の低下があり、これはトランプ政権に対する期待の剥落を意味しています。米国10年金利は、トランプ氏の当選時に1.86%だったのが、2.61%まで上昇して、現在は2.06%まで低下しています。米国を中心に経済指標は堅調で景気は良いのですが、更なる景気拡大の期待は冷めつつある状態と思われます。 米国の長期金利は、世界の経済状態の体温計のようなものなので、あまりなじみのない数字と思う方が多いとは思うのですが、チェックしておくと視野が広くなる指標です。

マネックスシグナル米国株は、4個の新規シグナルが出ました。全て比較的大きな下落に対して逆張りで仕掛けるロボットのUSEQ_03からのシグナルでした。ナスダック株価指数は9月1日に高値をつけており、ハイテクやバイオ関連の銘柄は元気が良いのですが、ダウ平均株価指数は8月8日に高値をつけてから上昇トレンドが止まっています。ロボットからのシグナルも、下落してきた銘柄に対する逆張りの仕掛けが目立ってきました。

マネックスシグナルの日本株アウトライト戦略からは、6個の新規シグナルが出ました。
新規シグナルの傾向は、マネックスシグナル米国株と同様で、全てのシグナルが比較的大きな下落に対して逆張りで仕掛けるロボットのLong153からのものでした。米国の長期金利の低下に伴って、米国の金融株が調整しているので、それに連鎖して下落した日本の金融セクターの銘柄に逆張りするシグナルが3個ありました。米国長期金利低下→米国金融セクターの株価下落→日本金融セクターの株価下落、という流れになっているので、これらのシグナルは、間接的に米国長期金利の反転上昇に賭けているシグナルになります。米国の長期金利が、幅広く世界の株式に影響を与えていることが意識できるシグナルだと思います。

2012年からスタートしたマネックスシグナルのサービスは、9月29日をもって終了することになりましたので、このコラムも次回が最終回になります。長い間ご愛顧いただきました皆様に心から厚く御礼申し上げます。

マネックスシグナルは終了しますが、このサービスを通じて蓄えられた知見と経験は、トレード・サイエンス社が投資顧問となり運用の助言を行っている日本株ロボット運用投信(愛称 カブロボファンド)に引き継がれます。筆者は、2016年4月から当該投資信託の主担当になっており、今後はこの投資信託の運用に全力を注いでいきたいと考えております。ご興味をお持ちの方は、カブロボファンドのサイトをご一読いただければ幸いです。

コラム執筆:高井 克実

野村證券やBNPパリバ東京支店等でディーラーとして活躍。

現在はトレード・サイエンス株式会社で、マネックスシグナルの開発・運用を担当。


◆マネックスシグナルに関するご留意事項◆

マネックスシグナルは、投資の参考情報として、ロボットの判断を提供するものです。銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断と責任でなさるようにお願いいたします。本サービスのご利用にあたっては、投資顧問契約が必要になります。ご契約に際しては、投資顧問契約書、契約締結前交付書面および以下のご留意事項をご確認ください。

・マネックスシグナルのご利用にあたっては、月額3,000円(税抜)を上限としたご利用料がかかります。
・新規売り注文を行う場合には、証券総合取引口座とは別途、信用取引口座の開設が必要になります。信用取引はリスクの高い商品のため、お客様の投資方針によっては適合しない場合があります。また、信用取引口座の開設には審査があり、審査の結果によって口座開設申込をお受けできない場合があります。
・取引規制などにより銘柄によってはお取引できない場合があります。
・取引可能な銘柄でも注文条件、マーケットの状況等により、注文が約定しない場合があります。
・マネックスシグナルで利用されているトレード・サイエンス株式会社の投資分析アルゴリズム(ロボット)は、日本株ロボット運用投信(愛称:カブロボファンド)を運用するロボット(カブロボ)とは異なります。そのため、マネックスシグナルで利用されるロボットの投資判断、選定銘柄はカブロボの投資判断、運用銘柄とは異なります。
・アルゴリズム分析の結果、銘柄情報が配信されない場合や新規シグナルが売りまたは買いの一方に片寄る場合があります。
・ロボットはパフォーマンスなどにより対象から外れる場合があります。また、逆にロボットが新規に追加されることもあります。
・受信文字に字数制限がある機種(携帯電話等)でメールを受信される場合は、行がずれたり、全文が表示されない可能性があります。
・メールの配信停止、配信先の設定に数日程度かかる場合があります。


◆マネックスシグナル 米国株に関するご留意事項◆

マネックスシグナル 米国株は、投資の参考情報として、ロボットの判断をメールで提供するものです。銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断と責任でなさるようにお願いいたします。本サービスのご利用にあたっては、投資顧問契約が必要になります。ご契約に際しては、投資顧問契約書、契約締結前交付書面および以下のご留意事項をご確認ください。
・「マネックスシグナル 米国株」のご利用にあたっては、月額500円(税抜)のご利用料金がかかります。
・日本が非営業日の場合、米国市場が営業日であってもシグナルのメール配信は行われません。日本の翌営業日に非営業日に発生したシグナルをまとめて配信いたします。
・「マネックスシグナル 米国株」では、プレ・マーケット、アフター・マーケットは考慮しておりません。
・米国上場有価証券の売買を行うためには、証券総合取引口座とは別に、外国株取引口座の開設が必要になります。
・取引規制などにより銘柄によってはお取引できない場合があります。
・取引可能な銘柄でも注文条件、マーケットの状況等により、注文が約定しない場合があります。
・「マネックスシグナル 米国株」で利用されているトレード・サイエンス株式会社の投資分析アルゴリズム(ロボット)は、日本株ロボット運用投信(愛称:カブロボファンド)を運用するロボット(カブロボ)、また「マネックスシグナル」「マネックスシグナル 先物」で投資判断を行っているロボットとは異なります。
・アルゴリズム分析の結果、シグナルが発生しない場合は「なし」と配信されます。
・ロボットはパフォーマンスなどにより対象から外れる場合があります。また、逆にロボットが新規に追加されることもあります。
・受信文字に字数制限がある機種(携帯電話等)でメールを受信される場合は、行がずれたり、全文が表示されない可能性があります。
・メールの配信停止、配信先の設定に数日程度かかる場合があります。

口座開設をお考えのお客さま

口座開設・資料請求(無料)

全てのお取引はこちらから

ログインはこちら

 マネックス証券からのご留意事項

「マネックスシグナル運用担当者の本音」では、マネックス証券でお取扱している商品・サービス等について言及している部分があります。

マネックス証券でお取引いただく際は、所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。お取引いただく各商品等には価格の変動等による損失が生じるおそれがあります。また、信用取引、先物・オプション取引、外国為替証拠金取引・取引所株価指数証拠金取引をご利用いただく場合は、所定の保証金・証拠金をあらかじめいただく場合がございます。これらの取引には差し入れた保証金・証拠金(当初元本)を上回る損失が生じるおそれがあります。
商品ごとに手数料等及びリスクは異なりますので、詳しくは「契約締結前交付書面」、「上場有価証券等書面」、「目論見書」、「目論見書補完書面」又は当社ウェブサイトの「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」をよくお読みください。

↑画面上部へ