[ ここから本文です ]

特集1

2017年11月08日

第131回「ナスダック市場に投資するならQQQ」 ETF解体新書

こんにちは。晋陽FPオフィス代表のカン・チュンドです。今から17年前の2000年3月10日、ナスダック総合指数は5,048ポイントの高値を付けました(当時のナスダック市場は、ITバブルを象徴するマーケットだったのです)。しかし、その後ITバブルは崩壊。2002年に同指数は1,100ポイントまで落ち込むことになります。現在、ナスダック総合指数は6,764ポイント(11月3日現在)を付け、最高値を更新中です。ナスダック市場は先進国の株式市場の中でも、もっともボラティリティが大きい市場のひとつでしょう。
ナスダックとは、1971年に設立された電子証券市場を指します。IT、ハイテク関連の企業を中心に2,900社あまりの会社が上場しています。そのうち時価総額が大きい、非金融業の株式100社をピックアップして作られたのが「ナスダック100指数」です。そして、同指数との連動を目指すのが「パワーシェアーズQQQ」(QQQ)です。
当該ETFは1999年にナスダック市場に上場しました。純資産額はおよそ576億ドルで、現在米国で8番目に大きいETFとなっています。また1日あたりの平均出来高はおよそ2,600万口です(米国の投資家の間ではQubes(キューブス)という愛称で親しまれています)。運用会社はインベスコ・パワーシェアーズ・キャピタル・マネジメント LLC。年間の経費率は0.2%で、分配金は四半期毎に出されます。QQQは上位組み入れ10社で、純資産額のおよそ51%を占めます。アップル、マイクロソフト、アマゾン、フェイスブック、アルファベット、コムキャスト、インテル、アムジェンなど、組入れ上位の企業は錚々たる顔ぶれです。

当該ETFはさまざまな点で変遷を重ねてきました。ひとつは業種の多様化です。当ETFのセクター比率を見ると、IT関連が61.55%、一般消費財20.55%、ヘルスケア10.30%となっています。近年、IT以外の業種比率が上昇しているのが特徴です。一例を挙げてみましょう。組入れ10位のアムジェンは世界最大の独立バイオテクノロジー企業です。また、組入れ28位のプライスライングループは、世界最大の売上高を持つオンライン旅行会社です。QQQのPERも低下しています。1999年当時、当該ETFのPERは34倍程度ありました(9月30日現在、当ETFのPERはおよそ22.9倍です)。そして、有配当企業も増えています。
特筆すべきは、時価総額において、ニューヨーク証券取引所との差が縮まっていることでしょう。1999年当時、ニューヨーク証券取引所とナスダック市場の時価総額には5倍の開きがありました。現在は2倍強にまで縮まってきています。筆者は、産業構造の変化が断続的に続いていけば、ナスダック市場が全米一のマーケットになる日が来ると考えます。
当該ETFのファクトシート(運用レポート)は こちら


コラム執筆:カン・チュンド

晋陽FPオフィス代表

2000年にFP事務所を開業以来、資産運用に特化したセミナー、コンサルティング業務を手がける。

口座開設をお考えのお客さま

口座開設・資料請求(無料)

全てのお取引はこちらから

ログインはこちら

 マネックス証券からのご留意事項

「特集1」では、マネックス証券でお取扱している商品・サービス等について言及している部分があります。

マネックス証券でお取引いただく際は、所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。お取引いただく各商品等には価格の変動等による損失が生じるおそれがあります。また、信用取引、先物・オプション取引、外国為替証拠金取引・取引所株価指数証拠金取引をご利用いただく場合は、所定の保証金・証拠金をあらかじめいただく場合がございます。これらの取引には差し入れた保証金・証拠金(当初元本)を上回る損失が生じるおそれがあります。
商品ごとに手数料等及びリスクは異なりますので、詳しくは「契約締結前交付書面」、「上場有価証券等書面」、「目論見書」、「目論見書補完書面」又は当社ウェブサイトの「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」をよくお読みください。

↑画面上部へ