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特集1

2017年12月05日

第183回 窓について その160 【福永博之の今さら聞けないテクニカル分析講座】

いよいよ12月相場入りとなりましたが、日経平均株価の月足はどのような形になったのでしょうか。早速チャートで確認してみたいと思います。

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月足のチャートを見ますと、結果的には上ヒゲが残ったまま11月の取引を終える結果となりました。またこの上ヒゲについてですが、上ヒゲが長ければ長いほど、売り圧力が強かったということが言えますし、陽線か陰線かによってもその売り圧力の強さの度合いの判断材料になります。
11月のローソク足を見ますと、始値が22,144.92円、高値が23,382.15円、安値が21,972.34円、終値が22,724.96円となっています。
そこで、売り圧力を値幅で算出してみたいと思います。たとえば、上ヒゲの部分の値幅を算出すると、高値23,382.15円-終値22,724.96円=657.19円となります。
次にローソク足の実体と呼ばれる始値と終値の幅を計算してみると、終値22,724.96円-始値22,144.92円=580.04円となりました。
さらに上ヒゲの値幅657.19円とローソク足の実体の部分の値幅580.04円とを比較してみますと、上ヒゲの値幅の方が広いのが分かります。
このように、陽線で終えているものの、ローソク足の実体の部分よりも上ヒゲの方が長いことを考慮しますと、やはり売り圧力が強かったと考えるのが妥当ではないでしょうか。
こうしたローソク足の形を今後の株価動向を考える上でどのように活用するかですが、前回も2013年5月を例に使って解説しましたが、高値を更新するまで時間が掛かってしまうかもしれないということが考えられますが、中々高値を更新できない場合、投資家はどのような対応を考える必要があるのでしょうか。
先ず考える必要があるのは、上昇トレンドが継続するなかでの調整なのか、下落してしまう調整なのか、ということではないでしょうか
なぜなら、仮に上昇トレンドが継続するなかでの調整の場合、反発に転じるところを待って買うことが重要になります。
一方、下落してしまうパターンの場合、持っている株を一旦売って換金する必要が出てきます。そうでないと、利益が目減りしてしまったり、損失につながったりすることが考えられるからです。
テクニカル分析では、こうした変化の兆しを見落とすことなく先行きを見通すことが重要になるわけですが、次回は窓埋め後に発生した長い上ヒゲ形成後の値動きをどう考えればよいのかについて解説したいと思います。

コラム執筆:福永 博之 株式会社インベストラスト代表取締役

http://www.itrust.co.jp/recom/index.php

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