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相場一点喜怒哀楽

2017年10月05日

第476回 下半期の米国発のリスク

筆者から皆様にお知らせがあります!非営利団体・日本テクニカルアナリスト協会(NTAA)では、「テクニカル分析についてもっと学びたい」という読者の方々のために、有名な「ボリンジャーバンド」の開発者であるジョン・ボリンジャー氏を、東京(11月18日土曜日)と大阪(11月25日土曜日)にお招きし、セミナーを開催いたします。もちろん、日本語の通訳つきです。
「ボリンジャーバンド」で今の日本株を分析すると、どのように映るのでしょうか?今後は上昇でしょうか、それとも下落でしょうか。実は、筆者もボリンジャー氏を囲むパネルディスカッションのパネラーとして参加し、意見させていただきます。続々と申し込みが届いていますので、ご興味のある方は、こちらからお早めにお申し込みください。
http://www.ntaa.or.jp/mw_wp/jb-conference(外部サイトへ遷移します)
※詳細につきましては、当協会ホームページにてご案内しております。

株式市場は下半期に入りました。昨日は「投資の日」でした。昨年のこの時期もご案内いたしましたが、「投資の日」に買って、下半期が終わる翌年3月末まで持ち続けた場合、過去はどうなっていたかをTOPIX(東証株価指数)で見ると、最近は比較的高パフォーマンスで、2009年以降は金融危機後の立ち直りの局面でした。逆に悪いときは、日本のバブル崩壊後の相場低迷時(1996年~1997年)、ITバブル崩壊の影響(2000年~2002年)、アメリカの住宅バブル崩壊の影響(2007年~2008年)が色濃く出た局面でした。

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今年のパフォーマンスのカギを握るのは、今、絶好調な米国株の行方です。2日にはダウ平均が8営業日ぶりに史上最高値を更新しました。相場用語で言うと、「青天井」となりますが、あえて短期的に警戒する水準は23,300ドル程度とみています。これは、終値ベースで2011年10月安値(10,655ドル)から2015年5月高値(18,312ドル)までの上昇幅7,657ドルを、2016年2月安値(15,660ドル)に加えた水準です。2015年5月高値からの下げの3倍返しの水準(23,600ドル)にも近いため、重要な水準です。2日の終値からからは3.4%程度上昇することになります。仮に、日経平均の3日の終値(20,614円)から同じ率を上昇させると、21,300円程度になります。日経平均の1株当たりの利益が1,410円程度なので、PERで15倍程度まで買われることになる。結構、いい水準のような気もします。

一方、下半期のリスク要因を3つほど挙げると、まずはアメリカの景気動向です。2日に発表された9月ISM製造業景況感指数は60.8と13年4カ月ぶり高水準となりました。かなり強い数字といえ、おおむね連動してきた日経平均を押し上げる要因になりそうです。ただ、2000年以降のピーク水準に近づいてきた点では、下期に向けてはピークアウトの懸念もありでしょう。

次は、ボラティリティ(リスク)のサイクルです。恐怖指数といわれるアメリカのVIX指数はボラティリティ(リスク)が高まると、上昇します。VIX指数は2015年夏場以降、おおむね100日前後(80~120日)で高値の周期になっていて、直近高値の8月10日から数えること80~120日後になるのは12月~1月です。そのあたりに、またリスクオフになる局面がやってくる可能性が高く、それを消化していけるかどうか。

最後は、前回もお話しいたしました米国のハイテク株の動向。アップル、ネットフリックスなどの主力株は、米主要3指数が高値更新するなかでも、不安定で弱い。短期的には戻る可能性はありますが、例えば、ダウ平均が23,000ドル台の高値まで上昇する過程で、高値を超えられなければ、次の下げは大きいと思います。

ほかにもリスクはたくさんありますが、以上のようなことが顕在化しなければ、ダウ平均の上昇はしばらく続く可能性が高く、日本株の来年3月までのパフォーマンスも良好になることが予想されます。


東野幸利 
株式会社DZHフィナンシャルリサーチ

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